子どもの工作はいつ頃まで保管しますか。
私の場合、全てではないものの、本人が気に入っているものや、思い出のものなど、ほとんど無期限に設定して保管中です。
そのまま飾ってあったり、箱にしまったり、「とりあえずの箱」があります。
先日、「中身を確認して欲しい」と本格的に断捨離を始めた実家に頼まれました。
みかん箱サイズの密封した段ボールと、これまたしっかり紐で括ってある青い衣装ケースです。
どちらににも私の名前がしっかり書かれています。
何十年も放置してあったものを今更見てもなあ。
何がどの程度保管されているのか気になるが、存在をすっかり忘れていたものならば、見ないでそのまま捨ててしまおうか。
とりあえず、「時間をかけないで捨てるか持ち帰るか判断しよう」と心に決めて蓋を開けました。
えー、信じられない。
幼稚園の頃の工作からとってありました。
私、こんな絵を描いていたのか。
小学校の卒業文集。
うわ、中学校の成績表。
生徒手帳に卒業証書。
クラブ活動で演じた作品の楽譜と台本。
その中から、卒業文集、卒業証書、思い出の楽譜と台本は保管することに。
そのほかは処分。ただし成績表は一旦持ち帰り、厳封して捨てることに。
親としては全て保管したかったのだろうな、と思います。
何十年もそれなりの場所をとっていたのに、当の本人はすっかり存在を忘れていました。
ふと思ったことは、工作なり、絵なり、当時の親の感想を聞いた記憶がないことです。
私自身、「上手でしょう?」などと聞くタイプではなかったので、そのまま見せて終わり、だったような気がします。
何かコメントがあると記憶に残ったのかな、とも思います。
ただ、大切に保管してくれていたことには、感謝しかありません。
自分の子どもはだいぶ大きくなりましたが、本人が頑張ったこと、一生懸命取り組んだことには、言葉でしっかり思いを伝えよう、と改めて思います。
あとは、自宅の作品たちをどうするか。
今のうちに、子どもたちと話してみようと思います。
当時の懐かしい思い出話をしながら、整理するのも楽しいかもしれません。